公共のかつぎ手づくり – 公共を担う人材の条件

支援を行った効果

施設に理解ある人が運営を行うことにより、新しいサービスが生まれるようになった

体育館、図書館ともに、私たちが支援を行ったNPO法人が指定管理者となりました。一つの自治体の中で体育館、図書館の運営をNPOが行なっていることは、全国的に珍しいケースです。現在では施設に応じた新しいサービスが次々に生まれています。このようなことが実現できた理由は、公共施設の担い手を見つけることができ、上手に役割分担されたチームができたからです。

ただし、支援を行なっても上手くいかなかった事例もありました。私たちがお手伝いしても、必ずしも指定管理者として委託されるわけではありません。

地域経済の活性化に貢献できた

公共サービスは、それまで利用者だった人が運営を行うことによって、サービスの質を高めることができます。費用削減の観点のみで、公共施設を民間に払い下げることには慎重になる必要があります。

この事業では、公共を地域住民が担うことにより地域に雇用を生み出し、ワークシェアリングを通して地域経済の活性化に貢献することもできました。

今後、体育館・図書館の事例を基にして、公共サービスの受益者がこれまで以上に満足できる仕組み作りをあらゆる分野で展開していきます。