「福祉サロン」 – 企業と障害者を結びつける秘策

企業に障害者雇用のメリット・リスクについて理解してもらえた

企業には、福祉サロンへ参加して意味があると感じてもらえました。なぜなら、障害者を雇用することによって、業務に新しいサービスとイノベーションが生じ、売上が上がったからです。

業務にイノベーションが生まれる理由は、障害者が仕事するための環境を整えることをキッカケにして、業務の見直しが行われるからです。業務の効率化・改善につながった例もあります。

売上が上がる理由は2つあります。一つは、障害者を雇うことにより、社会的責任のある企業だと認識され、地域の人に受け入れられるようになります。これにより、仕事を請け負える幅が広がるのです。特に、行政はこのような点を重視します。もう一つは、障害者の持つネットワークは強いため、障害者雇用に積極的な企業の商品が購入されるようになるのです。

福祉サロンの考え方が広がった

福祉サロンを行ったことにより、障害者雇用が促進されるようになりました。

現在では、福祉サロンをモデルとして、企業・福祉施設が独自に連携できるようになっています。私たちに企業から個別に相談されることもあります。

地域に障害者を雇用するための土壌ができ、雇用の試みが各所で自律的に行われるようになったことは、福祉サロンの考え方が広がった結果だと言えるでしょう。